4/21(日)の午前中、攻玉社のサッカー部体験会に参加してきました。攻玉社と言えば都内の強豪校。その部活体験ができるということで申し込みをしたところ、部活を通して人材育成をしている旨の身が引き締まる内容のご返信があり。メール文面にもあった『東京都で一番の価値のある部活』をぜひこの目で拝見したいと、朝から長男と張り切って出掛けてきました。
クラブ活動のサイトでもサッカー部の情報がずらりと並んでおり、部活動の真剣度合いが伝わってきます。長男が気後れしないよう、あまり深くは伝えず現地へ。学校近くになると部員の生徒さん(皆さん礼儀正しい!!)が出迎え案内してくださいました。
当日の部活体験は20名ほど。受付後に集合して挨拶、それから子どもたちはグラウンドへ、保護者は顧問の先生より20分ほど『攻玉社中学サッカー部について』の説明がありました。
熱い指導、サポート体制が万全
プレゼン力の高い顧問代表の先生から説明がありましたが、しっかりと整った管理体制の下で活動していく、面倒見の良さを大いに感じました。
- 中学サッカー部(中1・2で80~100名ほど)を顧問3人で対応、学年問わず実力+α(やる気や志しなど)でAチーム、Bチームに分けて指導している。今日の体験会にいるのはBチームメンバーとのこと。
- 生徒が社会で活躍できる人材となるため、人間としての成長を第一に考え、自主・自立を促す指導に重きをおいている。
- 都大会ベスト8進出を目標に活動をしている。
- 夏は暁星中(実績のある強豪校!)と合同合宿を行っている。
- グラウンドは狭く決して恵まれた環境ではないが、その中でできる限りのことをやっていこう!と指導法を変えたところ、意識も高まりまた戦力も上がり強くなった。
- 目標を達成するために、1. 長期的な目標を設定、2. ルーティンを決める、3. 振り返る
→そのために「サッカーノート」「長期目的目標設定シート」「ルーティンチェック表」「ストローク」などを実施している。
部員が書いたという長期目的目標設定シートに、赤で細かく丸付けやコメントもびっしり書かれたものを見せていただいたとき、あ、これは〇〇メソッドの…と頭に浮かびました。たまたま何かで見たことがある大谷翔平選手が高校時代に作成した目標達成シートのことも。
「目標を明確にして見える化→実行→習慣化」というプロセスが中学校のサッカー部で実践されているのか!とびっくりしました。す、すごいな… と率直に。入部当日はスカスカだったシートも徐々に文字数が増え、中2では完成形になると。自ずと国語力も上がりそうです。笑
勉強と部活動の両立について
「勉強と部活動の両立」については質問も多いのでしょう(母にとっても一番気になるポイントです!)こちらが伺う前に文武両道の証明として、年毎のサッカー部員の進学先からその後の就職先一覧も見せていただきました。部活動と両立することによって、限りある時間を有効に使うこと(使わらざるを得ない状況なので)が自然と身に付くとおっしゃっていました。
時間を有効に使うことについて例えば~と具体的に説明されたのですが、なるほど!と深く納得。やはり「時間内にどれだけ集中して行動するか」が何よりも大事ですよね。
その他、別の顧問の先生に個々に(その場に居合わせた保護者の方々数人と)お伺いした内容、練習後に子どもたちと一緒に部員の方々とした会話で得た情報なども。
- AチームとBチーム(人数によってはBチームが2つあり)では練習曜日が違う。内容が大きく違うことはない。
- 小学校からのサッカー経験者が多いが、入部する条件はどんなことにも一生懸命になれる心意気だけ。サッカー経験や上手い下手は関係ない。
- 部活練習時間前に勉強時間が設けられている。この間に宿題を済ませたり、顧問の先生方が勉強を見たりすることもあるとのこと。
- 高校まで残る生徒は主力組が多いが、高校から台頭する(身体が大きくなったり、技量が伸びたり)生徒もいる。高校は顧問2人体制。
中学生と混合チームで対決!
肝心のサッカー体験についてですが、保護者への説明が終わった後にグラウンドに出て見学を。その時間にはアップを終え、ビブス色毎のチームに分かれてゲームをしていました。
長男は3得点した!と言いつつも「中学生がみんな優しくて、上手くパスを回してくまれたから得点できたんだよ!」と。「花を持たせてくれた?って感じかな~!」って笑いながら。使い方は間違ってないよ。笑
2019攻玉社:部活体験会まとめ(雑感)
「誠意・礼儀・質実剛健」が校訓の攻玉社。海城と近いような…似た雰囲気を感じるのは母だけでしょうか。今回はサッカー部を通しての攻玉社を語っていますが、生徒さんの雰囲気、顧問の先生方のご対応、また顧問の先生方と生徒さんとの距離が近いやり取りを垣間見て、すべてがとても素晴らしく好印象しか残っておりません。笑
練習は走り込みも多くハードで指導についても厳しい面もあるようですが、生徒さんが書かれた「サッカー部が優れているところ」や「サッカーのどんなところが楽しいか」には部活動を通して心身共に大きく成長している様子が伺え感動しました。部活動を振り返っての文面(特に顧問の先生方への感謝の言葉)には、ほろっと涙しそうに。理想すぎるじゃないか…泣
校門を出てからの帰り道、攻玉社サッカー部について顧問の先生から伺ったことをざっくり話すと、「へぇ~そうなんだ。」と納得するように聞いていた長男。そして「ぎょくしゃのサッカー部、いいな~!」と。ぎょくしゃって…。笑 部員の生徒さんが言っていたのを聞いてツウぶったようです。「うん、いいよね!ぎゃくしゃ!!」と笑いながら下った坂道。
翌日の月曜日に顧問の先生から部活体験参加のお礼を兼ねたご丁寧なメールをいただきました。「最後になりますが」と書かれた内容に心打たれ、すぐさま学校説明会の日程をメモ…
ご指導にあたる顧問の先生方の攻玉社サッカー部愛がひしひしと伝わってきた体験会でした。『東京都で一番の価値のある部活』まさにそのとおり!とても良い経験をさせていただきました。ぜひまた参加したいです!
MEMO
攻玉社 中学校・高等学校
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- サイトがリニューアルされました!←いつの間にされていました!が正解。
- 2019年度学園祭(輝玉祭)-9/22(日)、23(月祝)