サピックス 2019年度 入試分析会(新4年生)

サピックスは入試「報告会」ではなく「分析会」ですね。そのサピックス入試分析会に先週参加してきました。入試報告会自体が初体験です。直前にサピックスのマイページを覗いたところ、これまで満席だったけど空席状況が△になっているところが多く見られました。直前になってキャンセルが出るようなので、来年以降は「出遅れても直前に要チェック!」ですね。

入試傾向全体の内容は原稿を基に話されているようでしたので差異はないと思いますが、会場によって登壇者が違う=話の切り口も若干違いがあるようです。参加した会場の登壇者はその会場最寄りの校舎の先生方でしたが、国語の先生のお話は会場からも笑いがもれて楽しかったです。

総括

膝上での走り書きメモからまとめます。※聞き&書き間違い等々あるかと…その点ご了承ください。

  • 2/1午前の受験率(1都3県の公立小学校6年生全体)約13.9%、前年比104.8%。
  • 1都3県(特に東京都)の中学受験率が上がっている。東京都の新6年生人口も増加している?とか言われていたような…
  • 2020年2月2日が日曜日なので入試状況が変動する。
  • 大学付属中学が継続して人気。2021年度大学入学者選抜改革の影響、英語教育強化の魅力も理由になっている。
  • 午後1科入試が年々増加。巣鴨-算数選抜、世田谷-算数特選など。
  • インターネット出願が増加。
  • 併願校、男子平均7.71校、女子は7.… 汗

サピックスの合格者占有率についても開成91%、聖光100%、海城90.3%… 数値についてはもはや速記状態なので果たして合っているか?ですが、すごい合格占有率ですね。総括の最後に保護者の手記、中学受験で得たものについて読まれましたが、込み上げるものがありました。泣

算数

4教科毎に出題傾向の総括、注目の問題紹介がありました。詳細は配布資料で頂いた「教科別 入試問題分析」冊子に掲載されています。

  • 大きな傾向の変化はなし。
  • 大多数(約8割)の学校は典型題で取れるが、その典型題のすべてを習得するのが困難。
  • 立体図形と展開図を絡めた問題が多かった。
  • 解答の数値を煩雑にしたり難しくしたりしている。
  • 特に難関校は丸暗記の学習は通用しない、手を動かして学習する習慣を。

国語

  • 大人向け文章が多い、文章自体の難度が高め。
  • 「情報」「多様性」「人間のあり方」「戦争と平和」「学び」を論じた文章が多かった。
  • スキーマが不足していると(常識や本質が分からないと)解けない問題も多い。
  • 出題文のほとんどが2018年8月までに発刊されている=それ以前に問題選定している。

今後の学習のポイントとして3つ挙げられたのですが、「言葉への関心を高める」「多様な価値観」あとひとつが… 汗 お話の最後にお子さんへの声掛けを「早く勉強しなさい!」から、あらゆる言葉を多用してこんな風に言い換えてみては?と提案されたのですが、会場からも笑いが。ユーモアがあって楽しく、この先生の授業を受けてみたいなぁと思いました。母が。笑

理科

  • 理解できていることが当たり前、当たり前の知識は持っている前提の問題、一癖ある問題が多い。
  • 小学生の知識(学習範囲を大幅に超えた知識)からの出題も見られた。
  • 生活に関連した題材(経験値を超えた)、分野横断型の出題も多く見られた。
  • 国立科学博物館で開催された「昆虫展」の影響か、昆虫問題が多かった。パネル展示までしっかり読んでいた子には有利になった問題も。
  • 漢字でしっかりと書くことが求められる。

社会

今年の問題傾向として、

  1. 知識を幅広く関連付けて理解できているか
  2. 知識を活用できたかどうか
  3. 多様性を求める
    災害、外国人労働者、情報化、未来…など

地道な学習の積み重ね・知識の幅を広げる・様々なことに疑問を持ち、どう解決するか?なぜこうなるのか?など、考えをめぐらせることが大事。

参加しての感想

メモが追いつかないほどのスピード進行なので(特に総括。笑)書き逃していることが多々ありすぎますが、机上の学習以外でも娯楽と取られるテレビ番組や書籍からも得ることがたくさんある!と話されていた点が印象に残りました。って2時間聞いて、そこ?!な感じですが。汗

登壇された先生方も話されていたサピックスの強みとも言える「スパイラル学習」と「最新の動向を意識して更新されるプリント教材」は自塾と同じなので(自塾が後発ですが…)、自塾の利点でもあるなぁと思いながら聞いていました。

予約していた四谷大塚の入試報告会には残念ながら参加できなかったので、今年はサピックスのみ。来年は四谷大塚か早稲アカどちらかの入試報告会に参加したいと思っています。


「教科別 入試問題分析」冊子の国語ページに掲載されている『著者頻出ランキング』と『作品頻出ランキング』は参考になりますね。2019年度入試で複数の学校で出題されたという、こまつあやこさんの「リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ」早速ポチっと… Amazonでは買えず楽天ブックスにて。

こちらも一緒に。

母が読んだ後、本棚に置いておこう。タイトルに惹かれて長男が読んでくれることを期待して。