【学校説明会】栄光学園中学校・高等学校(3年生)

サピックスオープンの自己採点後に説明会の記録を綴るのはなんとも気が重いのですが… 笑

『今だからこそ行ける!手当たり次第に説明会に行ってみるシリーズ』の第2回目は、神奈川の男子御三家のひとつと言われる、栄光学園中学校・高等学校です。立地的に通学することはかなり厳しいのですが「一度見てみたい!」という思いで、朝から長男とふたりで張り切って出掛けてきました。

「栄光ってどこにあるの?」「神奈川県の鎌倉だよ!」「鎌倉?!江の島の水族館の近く?」「そうそう、近い近い!よく覚えてたね~」「けど、うちからは遠いよね…?」「自宅からだと乗り換えとか余裕みて1時間半かなぁ。」「まじ?それは遠いね!!」な会話をしつつ、大船で降りたら徒歩15分のコースかバスで2分のコースにするかを考えていた母。せっかくならば山登り体験もしておこう!ってことで徒歩で向かうことに。大船駅の西口を出たら正面に大船観音が出迎えてくれました。長男「でかっ!」笑

徒歩で向かう途中は暑くて額にうっすら汗をかくほど。後半の坂道を登りながら「バスにしておけば…」という思いをぐっと堪えて到着しました、栄光学園!

丘の上の広大すぎる敷地に充分に余裕をもって建てられた校舎、施設… 開放感が半端ないです。広々とした空間、土地のむだ使い感(もちろん良い意味で)がすごい。都内では決して感じられない佇まいですね。

昨年春に新校舎が完成、同校卒業生の隈研吾氏(新国立競技場の設計者)も設計監修されたそう。施設内の見学はできませんでしたが、建物の外観など隅々にセンスの良さが出ていて、いちいちステキです。

説明会の内容

説明会の会場は大講堂、こちらは1000人以上を収容できるというだけにとにかく広い!キツキツに詰めての1000人ではなく… ってもうどこもかしこも広々しています。説明会開始前に20分間のビデオ上映(中1と高1の授業の様子やインタビューがメイン)があり、皆さん揃って学校生活が楽しい!と言っていました。

校長先生のお話

まずは望月校長先生より、栄光学園の歴史や教育理念・学校の特色についてお話がありました。とても穏やかな口調でお話される校長先生です。走り書きメモより抜粋。

  • カトリック修道会の1つイエズス会を設立母体とし、海外の学校とも相互交流をしている。
  • キャンパス裏には里山が広がる自然豊かな広大な敷地、自然に近い環境下で生徒たちは伸び伸びと生活している。環境が行動を誘発する。
  • 1学年180人(4クラス)という少人数での教育、1学年1教科1人で担当している。→生徒ひとりひとりに目を配ることができる、柔軟に対応できる。
  • 大学進学だけを目的としていない、子どもたちの自立を促す、主体性を育む教育、いわゆる面倒見の良さはない。
  • AIに代替できない能力、AIにはない感性や柔軟性を養う。
  • 入試は記述メインの思考力、発想力を求める問題なため塾の先生泣かせ。入試に求める力は入学後により深めていく。
  • 卒業生に研究者が多い。
  • 宗教授業への参加は強制ではなく自由。

教員による学園生活の紹介

続いて教員の方からそれぞれのテーマに合わせてのお話を伺いました。

中1担任から見た栄光生

担当されたのは、この春から中学1年生の担任をされている女性の先生。ほんわかした雰囲気で優しそう。昨年までは高校生(上級と言われていた)を担当されていたので「出口で見送る」役目から「入口で見守る」役目となった、とおっしゃっていてなるほど確かに、と。入学してからこれまでの中学1年生の生活の様子をスライドを見せながらお話していただきました。

入学式の写真では表情が硬い生徒たちも、その後すぐに行われるオリエンテーションキャンプ終了後にはみんなが笑顔に。

  • 5月上旬の栄光祭(文化祭)では掃除、当日は本部のお手伝いなどをする。
  • 10月末に歩く大会(30キロ弱)がある。
  • 「瞑想」で始まり「瞑想」で終わる。(授業始まりだけ?)
  • 休み時間はとにかく外に出て遊んでいる、雨の日でも外!
  • 中間体操がある。(当日はなんだろう?と思っていたのですが、調べてみると『2校時と3校時との間に全校生徒が校庭に出て「中間体操」を雨天時以外の毎日行っている』そう。写真で見る限りでは半裸で!創立当時から続いている慣例とのこと。)
  • HRに外に出て敷地内にある里山や畑に行ったりすることも。
  • 掃除はしっかり徹底してやる。
  • 6月下旬から部活動開始、高校生が中学生を見ることも多い。

入学後は敷地内を案内も含めて歩き回るので、生徒も担任も運動量が多いとのこと。プールがないともここで言われていましたが、この広い敷地内にプールがないのは残念ですね。排水関係の事情でしょうか。※勝手な憶測です。

英語を学ぶ、英語で学ぶ

英語科の高校1年生を担当されている女性の先生。英語教育に非常に熱心で『新聞やオンラインでの情報を理解し、自ら発信できる力を付ける』ことを目標としているとおっしゃっていました。普段は何を聞いても「ヤバイ!」とひと言で返してくるけど、せめて授業だけでももっと抽象的に!具体的に!を求めたいと。笑

普段の授業でも音読活動を大事にしているとのこと。プロジェクターには音読テキストを映し、そのテキストを使用して行われている授業の様子も動画で見せていただきました。生徒同士が向き合ってテキストを読み合い、その後ディスカッション。英語でのプレゼンテーションを積極的に挑戦させ、思考するトレーニングも積ませる、そんな授業です。

とにかく英語での表現活動を楽しんでほしい!という強い思いが伝わってきて、話しの流れもテンポ良くとても好印象でした。

宗教活動~愛の運動委員会について

物腰の優しそうなとっても穏やかな男性の先生。「愛の運動」とは奉仕活動のことです、と。時折ギャグ?も入れつつ… 長男と母は小さくウケましたよ。笑 奉仕活動として施設訪問や学習支援、他にも様々な行事を企画して行っているとのことでした。


学校主催の説明会は年3回行われるようですが、「教員による学園生活の紹介」では各回3名の教員の方が学園生活を紹介する内容になっていて、各回内容が違うので栄光をより深く知るには良い機会だなぁと思います。毎回同じ話しではないところも出席する側としては新鮮ですよね。

入試要項

2019年度入試よりインターネット出願になったとのことで、出願方法についての詳しい説明がありました。

通学区域について
  • 通学区域制限あり。それ以外でも自宅から90分以内で通学できる区域(大船駅から学校までは15分計算)、1日のうちで最短経路でOK。
  • 出願時に通学区域外に在住していても入試は可能。入学後の転居でも構わない。
  • 下宿や寄留は認めていない。家族との居住が条件、単身赴任の場合はこの限りではない。
出題内容について

どの場においても、どのような問題が出されるかについては一切公開(説明)していない。

出題範囲について
  • 小学校の学習指導要領内からの出題。
  • 方程式を使わないと解けないような問題は出題しない。ただし工夫しないと解けない問題ではある。
  • 漢字は小学校で習う範囲内から出題。

2018栄光:説明会まとめ(雑感)

説明会が終わり大講堂を直進して校舎を眺めるテラスに出たら、なんとも心地の良い風が吹いてきて。思わず「あー気持ちいい~!」と長男と声を合わせてしまいました。爽快な気分で撮ったのがトップの写真です。

校舎の目の前には広いグラウンドがあり、生徒たちは休み時間になればすぐに外に飛び出していき遊んでいると言われていました。外が近い=飛び出しやすい環境…笑 本当に恵まれているなぁと思います。

大学の進学率などについての説明は一切なし。数々の教育プログラムがあります!ではなく、栄光は『自立を促し主体性を育む教育』一貫。恵まれた環境の中で生徒たちが伸び伸びと自由に過ごしている、まさにそんな感じです。

しっかり面倒を見てくれる学校に魅力を感じる一方で、我が家の育児基本方針は「自主自立」なので…(と言っても夫としっかり話したことはないですが、きっとそうだろうなと認識している。笑) やはり我が子が進学する学校に求める部分、根本はそこなんだよな、と考えながら栄光坂を下った帰り道。長男と競うように下ったのでかなり体力消耗。汗

気になるサッカー部の練習場は、敷地内に広々としたサッカーコート(サブサッカーコートまである!)があるのでそこで行われているのかと。芝ではなく土ですが。食堂はなくお弁当持参とのこと。この広い施設内のどこかに食堂があったら嬉しかったなぁ~と個人的に。笑

長男の希望で栄光グッズも購入しました。栄光名入りのシャープペンシルをかなり気に入って「これすっごい使いやすい!」と自宅で使用中。栄光生に肖ってしっかり勉強しておくれ。

入口で受け取ったサプライズ企画の用紙、うっかり見るのを忘れていて帰宅途中の電車で開くという。汗 残念なことをしてしまいましたが… この温かい心遣い、嬉しいな~

魅力がありすぎる栄光学園。帰宅後夫に訪問した感想を伝えると「大船は遠いな。」とひと言。やはりそうだよね…泣